酉の市

由来

『戸部民夫 / 神社のルーツ(ISBN:4797333626)』から抜粋&まとめ。
応永年間(1394-1428)に東京都足立区花畑の大鷲神社が酉の市を始める

元禄期、大鷲神社の酉の市が現在のような形式になる(本酉/大酉/上酉)

19世紀、これにならって浅草の鷲神社が酉の市を始める(新酉/下酉)

千住の勝専寺も酉の市を始める(中酉)

鷲神社の方が近かったので、大鷲神社の方は廃れ始める。

現在は、台東区大鷲神社、新宿区の花園神社、目黒区の大鳥神社がベストスリーらしい。

巣鴨大鳥神社

で、今年は文京区にある巣鴨大鳥神社に参拝してきたんですが、酉の市を盛大にやっているので大鳥神社なのかと思ったら、『稲荷神社』!?

区の紹介記事でも、貞享5年(1687)巣鴨村新佐衛門なる者の勧請により巣鴨稲荷として創祀された。とある以上、最初は稲荷神社だったんでしょうが、何故か現在の祭神は日本武尊命と保食神命(うがのみたまのみこと) のようです。
別につい最近の話でもなくて、元冶元年(1864)とあるので、蛤御門の変の頃に何かあったんでしょうか?