The Vulture

ちなみに、BtSのSumerianUUであるThe Vultureですが、Civilopediaとほぼ同様の内容が本書中に記述されています。
Vultureの名前は、ラガシュ市の軍隊が表現された「エアンナトゥム王の戦勝碑」が、通称「禿鷹(正しくは禿鷲)の碑」と呼ばれることに由来するようです。
Civilopediaにもあるように、「エアンナトゥム王の戦勝碑」はラガシュ市とウンマ市の戦争の記録であり、ファランクスの図が刻まれています。(p.138)
この図を見た感じだと、頭が9つで槍を持った腕が6本あるので、Civilopediaの"spearman arranged in a phalanx formation, with eight men to a row, six rows deep."という記述がそれらしく思えるのですが、本書によれば、>>前面に四人の矩形の楯を手にした「楯兵」、槍を前方に突き出した四列六縦隊の「槍兵」そして副隊長と彼の護衛である「楯兵」から成る合計三〇人の密集戦団(ファランクス)<<という構成であったようです。
エアンナトゥム王から六代後のウルイニムギナ王の治世に行われた徴兵の記録では、楯兵:4、槍兵:24、隊長・副隊長各1(分類上は槍兵)、隊長・副隊長の護衛の楯兵2で合計32名のようなので、合計30人という記述の方が妥当な気はします。