ユーザビリティエンジニアリング(ISBN:4274201449)
『誰のためのデザイン?』(ISBN:478850362X)みたいなのを期待したら全然違っててがっかり。
- ユーザビリティとユーザ中心設計
- ユーザビリティ≠使いやすさ
- 失敗の原因
- ゴムのユーザ
- コンテキスト(context)
- コンテキスト::前後関係、状況、場面設定
- ユーザビリティのキーコンセプト
- ユーザ体験の
店点と線- 全体から重大な問題点を取り除いても、ユーザの不満はあまり改善しない。
- 「"重要な経路"には、まだ問題がいくつも残っている」
- ユーザインタフェースの役割::ユーザをゴールまで導くこと
- ユーザ中心設計
- 利用の品質(quality in use)
- ユーザ中心設計(UCD:user centered design)::利用の品質を保証するための手法
- 製品の機能・性質が要求を満たしていない→目的を達成できない。
- 要求どおりの品質でも、使いこなせなければ結果は同じ。
- 利用の品質≒非機能要件?
- UCDの基本プロセス
- ユーザの"利用状況"を把握する。
- 利用状況から、"ユーザニーズ"を探索する。
- ユーザニーズを満たすような"解決案"を作る。
- 解決案を"評価"する。
- 評価結果をフィードバックして、解決案を"改善"する。
- 評価と改善を"繰り返す"。
- UCD≠ユーザから出される要求や不満に対応すること。
- UCD=ユーザの具体的な利用状況を把握したうえで、潜在的なニーズまで探索。
- UCDのポイント
- プロセスの質
- スパイラル
- ユーザの参加
- 利用の品質(quality in use)
- ISO 13407:人間工学−インタラクティブシステムの人間中心設計プロセス(→JIS Z8530)
- ユーザ調査法
- 従来のインタビュー法
- 師匠と弟子方式のインタビュー
- コンテキスト調査法(context inquiry)
- インタビュアーはユーザに"弟子入り"する。
- ユーザ(師匠)は仕事を見せながら説明する。
- インタビュアー(弟子)は、不明な点があればその場でどんどん質問する。
- ひと通り話を聴いたら、弟子は理解した内容を師匠に話して、間違っていないかどうかチェックしてもらう。
- 「現場に行って話を聞く」
- 代替案:コンテキストインタビュー
- 弟子の心構え
- 教えを請う
- 根掘り葉掘り
- 確認する
- 専門家であることを悟られない
- 仮説検証しない←生データの収集が目的
- むだに粘らない
- 師匠の選び方
- リクルート(recruting)::調査協力者を探すこと
- スクリーニング調査
- コンテキスト調査法(context inquiry)
- インタビューの実践
- インタビュー設計
- インタビューの場所・機材・人員
- インタビューの進行
- 信頼関係構築
- ユーザプロフィールの把握
- 利用状況の把握
- インタビュー終了
- シナリオ
- ドキュメント化の必要性
- シナリオとは
- ユーザを主人公とした、システムや製品の使用に関するエピソード
- "物語風"
- 最大の利点は、コンテキストを失わないこと
- シナリオ分析の実践
- プロトタイプ
- プロトタイプとは
- ローファイとハイファイ
- プロトタイプは、テストの目的と直接関係する部分だけはハイファイに作られていないと役に立たない。
- 全体を大ざっぱに作ることではない
- 目的を達成するために「必要最小限のインタフェースに絞って作る」
- Tプロトタイプ
- 水平プロトタイプ
- 垂直プロトタイプ
- Tプロトタイプ::両方のmix→ユーザが実際に作業を行ってみることが可能
- オズの魔法使い(=人力。あたかも動作しているように見せかける)
- ローファイとハイファイ
- プロトタイプの作り方
- ペーパープロトタイプ
- フォワードシナリオシミュレーション::口頭のプロトタイプ
- すべてのリンクやボタンをクリックできるようにする→ダミーページ
- ハイファイにすべき要素
- 画面遷移(順番、数)
- 画面要素の相対的な位置関係
- リンクやボタンに表示するラベルテキスト
- 画面に表示する指示文の内容
- データ入力項目と入力書式
- 操作に関係したアイコンのデザイン
- なるべく設計チーム全員が議論に参加して作る
- カードソート
- プロトタイプとは
- ユーザビリティ評価法
- 評価とは
- 総括的評価(summative evaluation)
- パフォーマンス測定
- 設計プロセスの前後で実施
- 形成的評価(formative evaluation)
- 思考発話法
- 設計プロセスの途中で繰り返し実施
- 分析的手法(analytic method)または専門家評価(expert review)
- 仮説や議論
- 実験的手法(empirical method)
- 本物のユーザのデータを収集
- ユーザテストやアンケート調査など
- 総括的評価(summative evaluation)
- ユーザビリティインスペクション
- ユーザテストとは
- 代表的なテスト手法
- 思考発話法
- 回顧法
- パフォーマンス測定
- ユーザテストの基本理論
- 評価とは
- ユーザテスト実践編