レッドクリフ・Part I

吹き替え版を見ました。

粗筋

  1. オープニング
  2. 前半・新野撤退戦
  3. 中盤・周瑜=山寺宏一タイム
    • 練兵中でも、ガキの笛のチューニングを優先
    • 馬の出産シーン。さすが孔明さん。
    • 孔明との琴のジャムセッション
    • 妊婦(小喬)のお腹の音に耳を澄ませたら、何故か「ルルルー」と歌い出す。胎児が歌ってたの?
    • 君主を狩りで洗脳。一歩間違えばクーデターじゃね?
  4. 後半・平地での前哨戦
    • 八卦陣で一騎打ち/無双タイム
    • 関羽だけ何故か徒歩。
    • 張飛のランニングタッチダウンが最大の山場www
      • いきなり素手&徒歩
      • 大喝っていうより遠吠え
      • スローモーションの多様やめてwww大喝もスローで低音になってるしwww
    • 勝ってる戦いで、何故か大都督が無双して、趙雲の身代わりに撃たれる。
  5. エンディング

雑感

  • いやらしいこと考えてるときの曹操星野仙一に似てる。
  • 孫権ピエール瀧 or 若い頃の渡辺謙に似てる。
  • 劉備が中小企業の社長みたいな風貌。だがそれが良い。
    • 自分ちより多い軍隊に向かって、「たったこれだけ?」とか戦争始める前に領土の交渉する辺りとか、実に中小企業の社長さんぽくて良いです。
  • 馬は当たり前のように馬具ついてます。なかったらアクションできないもんね。
  • でも、士大夫なら髭を生やせと言いたい。
  • ワイヤーアクション無双が凄すぎる。異常に長いスライディングとか、人の武器を奪いつつ無双とか。首筋に矢を突き立てるとかもあった。
  • 特に張飛の暴れっぷりは神。
  • 周瑜が無理に怪我するのは、諸葛亮がきれいなまま周瑜を殺すため?
  • 後半の戦闘が組体操的。ヤッターマンのビックリドッキリメカ戦のノリです。
  • とにかく使えるエピソードは全て使ってくる勢いに感服。
    • 曹操の詩の話とか、頭痛が酷いのとか。
    • 劉備の草鞋の話は萌え話っぽかった「ワシらの草鞋が破れると、兄者が編んでくれるんじゃ!」
  • それでいて、ちゃんとPart Iがだれないような構成になってるのが素晴らしい。八卦陣を敢えて後半で使ってくるとか。
  • 曹操は登場するたびに役職込みでテロップが出ます。確か3回くらい。そういうギャグか?
  • 逆にその他大勢はテロップでません。程いくや張昭はまだしも、楽進辺りだと誰だか不明。
  • オリジナル武将多め?甘興甘興覇だと勝手に脳内補完してましたが、「魏賁」「夏侯雋」って誰?耳で聞いてるだけだから夏侯淳?吉川英治版?と勝手に混乱してました。
  • 魯粛は、まあ、しょうがないですね。

結論

正直、スリー・ハンドレッドがOKならこれだって別に構わない気がします。どうせ皆、監督がジョン・ウーって辺りで無双シーンに期待してたんだし。
昔みた水滸伝の何故か団体戦映画もそれなりに見られた人間なので、参考になるか知りませんが、三国志と香港映画が両方好きな人は、一度見とくと良いんじゃないでしょうか?
若干、マフィアもの映画っぽい雰囲気はありますが、そのくらいは許容範囲だと思われます。
Paat IIはどうせやることは判ってる*1んで、激しく斜め上の発想でお願いします。出来ればまたスローモーションで。

あと、どうせなら、2丁弩とか2丁投げ槍なんかも…。

*1:船を燃やす