コンポージアム2008 スティーヴ・ライヒの音楽1

曲目

  1. ダニエル・ヴァリエーションズ
  2. 休憩
  3. 18人の音楽家のための音楽

感想

編集中にデータ吹っ飛んだんで簡潔に。

3階席ということであまり期待していなかったんですが、蓋を開けてみると前列真正面で良席だったと思います。
1曲目のダニエル・ヴァリエーションズは日本初演のようですが、Steve Reich Works(ASIN:B000005J4P)以降CD買っていなかったため、どっちにしろ初めて。

初めて聴く所為か生の醍醐味かは判りませんが、歌と各楽器のハーモニーがとても美しく、眠くなると言うよりは瞑想状態に陥ったようで、夢現のまま音楽だけはしっかり楽しんでました。
その後早速CD買って聞いてみたんですが、家の環境ではあのハーモニーは再現できず大分違うものになってしまいました。

パンフレットによると、楽器編成はソプラノ2、テノール2、B♭クラリネット2、ヴィブラフォン4、バス・ドラム、タムタム、ピアノ4、弦楽四重奏という事ですが、舞台中央に扇状にピアノが4台あるというのも中々凄まじいものがありました。

指揮者の人が、妙にカクカクと腕を振る時と非常に滑らかに腕を振る時があって、どういうニュアンスなんだろう?(特に前者)などとぼんやり考えているうちに終了。

20分間の休憩中にいろいろと配置換えをやってましたが、コードをなぜか直角に配置してテープ止めしていたのが印象的でした。
確かこんな配置だったと思います。

  • 奥:ピアノx4
  • 前から3列目
  • 前から2列目:メタロフォン?
  • 最前列
    • 向かって左:女声x2
    • 中央左:ヴァイオリン、チェロ
    • 中央右:クラリネットx2
    • 向かって右:女声x2

18人の音楽家のための音楽は、指揮者が居ない事がまずびっくり。なんか楽器がやたら向かい合わせになるように配置されているのは、アイコンタクトしやすいからなんでしょうか?
次に、中央辺りの人の動きが激しいというのにびっくり。っていうか、アメフトやサッカーだってここまでシフト換えないんじゃないですかね?
流石にこの曲を60分間聴いているのは難しくて、瞬間的にとはいえ、断続的に寝てしまいましたが、気がつくと人が入れ替わってるし。
メタロフォンがお決まりのフレーズを演奏するタイミングで、配置換えが行われる感じだったんですが、マラカス担当が5分くらい休まずシャカシャカやってるのを見て、ライヒはドSなんじゃないか?と思いました。

ちなみにライヒは一番右のピアノを時々弾いてました。

終演後はスタンディング・オベーションで5分くらいずっと拍手しっぱなしでしたwここまで拍手してアンコールやらなかったのは平沢進ライヒくらいじゃないかとw
ライヒが親指でグーとかやってましたが、若い爺ちゃんですね。