Inspiration!

タブラトゥーラLaur Fugèreのコンサート。
本当は、3月のラ・ストラーダ弦楽アンサンブル定期演奏会のお返しに、先生を招待しようと思っていたのですが、生憎フランス滞在中という事で、id:honkakuさんと行ってきました。
Laurさんは今回初めてで全く知らなかったのですが、「シルク・ドゥ・ソレイユ」の歌手・歌唱コーチ・音楽プランナーを務めている方だそうです。
目が悪いのであまりはっきりは見れませんでしたが、唄って踊れてクリスタルボウルも使える美人さんでした。
つのださんのMCの通り、「美しいって良いですね。」
1曲やって帰るのかと思ったら、出ずっぱりだったのは嬉しい誤算でした。

第一部

  1. インスピレーション Improvisation
  2. ここはもうすぐ小さくなってしまう Soon this space will be too small
  3. ラサ・デ・セーラ Lhasa de Sela

照明が落ちている中、タブラトゥーラの皆さんが入場。しかし、照明は暗いまま。
いつもだとすぐに演奏始まるはずなんだけど???
暫くしてLaurさんが入場。しかしやはり暗いまま。アラビアンな感じのフードとあんな感じの衣装(名前知りません)だったので、この時点で逆転裁判4のラミロアとイメージがごっちゃになってました。
そのうち、Laurさんがクリスタルボウルを擦りながら、唄と言うか声を出し始め、それに合わせて、タブラトゥーラの方々が一人ずつ、時には数人でセッションしていく形式。スッと入ってスッと終わる辺り、流石に上手でした。

これが体感時間で10分近く続いた気がするので、はっきりした事は覚えていません。半分トランス状態だったかも。バチ(名前知りません)を持って踊りながら歌うLaurさんを見ながら、古代宗教の巫覡というのは、このような感じだったのかとぼんやり考えていたのは覚えてます。クリスタルボウルの音が、銅鐸や梵鐘を思わせるような音だったのも、原因かもしれません。*1流行の倍音というやつでしょうか?

そのまま、気がつくと英語の唄になっていたので、その辺りで「ここはもうすぐ小さくなってしまう」だったんでしょう。

このままずっとこの流れでも良かったんですが、始まったときと同じように、だんだんとフェードアウト。
第一部だけでも音源でないかな?と思いつつ、生でないと全然別物なんだろうな、とも思いつつ。

第二部

  1. MC
  2. タルタリア Tartaria
  3. 鳥たちよ Birds
  4. オード Ode
  5. M2007
  6. 夜の蟹 Crabs in the Evening
  7. 夜の想い(夜来る人) Pansees Nocturnes ~French Version~
  8. 静かな愛 Silenzio d'Amuri

いきなりつのださんのMC。後になってみれば判りますが、Laurさんが出ずっぱりだから、MCのタイミングがここしかなかったんですね。今日は大人のタブラトゥーラだそうです(笑)以下、うろ覚えですが…。
タブラトゥーラの海外初公演はケベックだったらしいです。
「次にエジプト行って、ケベック行って。あ、ケベックはさっき行きましたね(笑)それからエジプト行って…」この辺で会場大爆笑。
「それから…どこ行ったっけ?インドに行ったそうです。」そうですてw
バングラディッシュいって、パキスタン行って」えらい近いな。
後、M2007(仮)について面白い事言っていた様な気がしますが失念。
ブラボーの解説は端折りすぎてかなりグダグダでした。本当に初めての方がいたら、何言ってるのかさっぱりだと思います。

1曲目の後のブラボーには「言わされてるようなブラボーをありがとうございます。」

後で知りましたが、「鳥たちよ」と「静かな愛」はLaurさんの持ち歌のようです。
と言うわけで、2曲目からLaurさん登場。今度は中世ヨーロッパ風な格好で登場。緑色の着物みたいな感じ。

アンコール

結構手が疲れましたw。この辺くるとあまり覚えてません。
「スカボロー・フェア」ってS&Gで聞いたくらいなので、3番くらいまでかと思ったんですが、かなり長めでした。歌詞の香草・薬草の部分は魔術を意味していると聞いた事がありますが、唄自体に魔力がこもっていたかもしれません。
他には、恒例のアンコール最後の曲で、Laurさんがちゃんと踊っていたのが印象的でした。

その後

近くのイタリア料理屋で飯食ってる際に、店の前の通りをLaurさんと、暫くしてからつのださんが通過。徒歩で。しかし他のメンバーは通らず。打ち上げ?

2009-11-16追記:
http://www.laurfugere.com/video_e.php の "::: TOKYO :::" で、当日の動画を参照出来る模様。

*1:実際は、梵鐘の音と比べて、もっと透明感のある感じでした。