マイクル・ムアコック / 白き狼の息子

白き狼の息子―永遠の戦士エルリック〈7〉 (ハヤカワ文庫SF)

細かなプロットだけを見た場合、<天秤>の再生自体は前巻でもあったシーンですし、添え物のようなホークムーンの扱いはがっかりですが、現代を舞台としてエルリック・サーガが書けてしまう事自体には脱帽。
エレコーゼのようにあっさり召還されて終わり、ではなくて、家に帰りたいだけの少女だったのが良かったんでしょうか?
途中でウーナッハがどんどん柄が悪くなっていくのに笑った。
フォン・ベック一族の話も翻訳されるようで、今から楽しみです。

とりあえず、これ読み終わったことだし、勉強の続きをしないと…。

2007-03-25追記:そういえば、J.Dってエレコーゼの現代世界での名前と同じ?って言う事は、この2人の絡みが殆どなかったのって、<永遠の戦士>扱いのせいなんでしょうか?