流石に今読むと『やまのうち』のルビがちょっと気になります。
トルコネタは旧版初版だけだったんですね。知らなかった。
怨念エピローグに水を指すのを承知で考察してみる。
作中では、関が原での勲功によって、筑前52万石から岡山50万石に減俸された事になっていますが、流石にこれはありえないんじゃないかと。
そこで、ネットで軽く調べてみた所、小早川家の所領は、慶長の役後、筑前から越前北庄へ移封されており、石高も約15万石程度に減少していたようです。
ということは、越前北庄15万石から備前・美作50万石超への3倍を越す加増が正しいようです。
関が原の直後にも、石田家本拠地の佐和山城を攻め落としていますので、この位の加増があってもおかしくないように思います。
