永江院


山号は和光山。宗派は曹洞宗
延徳元年(1489年)翼長佑大和尚によって開創された

竜の彫刻

山内一豊が総門(山門という説もあり。要検証)と共に寄進したと言われる竜の彫刻は、飛騨高山の名匠藤原棟教の作のようです。

左甚五郎の作と言う説もありますが、動くものはみんなこの人がらみなんで、由来から後付されたんじゃないでしょうか?
一応、山内一豊掛川城主だった期間が天正18年(1590年)〜慶長6年(1601年)なので、日光東照宮(元和3年(1617年))や、秩父神社再建(天正12年(1592年))と一応同時代の作になります。(記述を信じるなら)

この竜が動くことに恐れた住職と近隣住民が、彫刻の周囲に金網を張った、もしくは眼を潰した、という伝説がありますが、前述の秩父神社の「つなぎの龍」にも殆ど同じ話があるので、何らかの関係があるように思われます。

山岡鉄舟の書

本堂には、山岡鉄舟の書が書かれた襖があるようで、「山岡鉄舟」研究会さんで写真を見ることが出来ます。
流石に達筆ですね。