ナポレオン(ISBN:なし)
著:鶴見祐輔/潮出版社。
たまたま入った近所の古本屋で発見。
どうも潮出版社というと、『風雲児たち』を一回切った出版社、ということを思い出してしまうんですが*1 *2、元々興味があった上に、絶版のくせに500円だったので迷わず購入。
『プルターク英雄伝(ISBN:4267015864)』は翻訳でしたが、今回は自著ということもあり、筆がノリにのっていて素晴らしい。殆ど講談のノリ。
ただし、「序にかえて」で筆者が語っているように、戦争シーンは非常にあっさりしているので、例えば『銀英伝』・『三国志』・あるいは戦国時代もの辺りのノリを期待して読むとがっかりする恐れがあります。
あと、相変わらず英語ベースな人なので、固有名詞には若干(あくまで若干ですが)戸惑うかもしれません。
いずれにせよ、久々に何度でも読みたくなる本に出合えたのは、望外の喜びですね。