Debian GNU/Linux sarge(3.1)導入(3)

今回のインストール手順まとめ。
自分の作業手順の反省のためにまとめてますので、他の人には、以外と参考にならないんじゃないかと思います。

インストール

  1. "boot:"プロンプトが表示されたら、"linux26"と入力してEnter
  2. 「全てのファイルを1つのパーティションに」を選択。
  3. GMTに合わせていますか?」は<いいえ>を選択。
  4. タスクは「デスクトップ」のみ選択。
  5. ビデオモードはどうせ後で直すので、1024x768@60Hzを選択。
  6. インストール完了後、GDMからログイン。

X解像度設定

suでスーパーユーザーになった後、

# dpkg-reconfigure xserver-xfree86

を実行。
利用したい解像度を全てチェックし、設定がすんだらreboot。

APT設定

詳しくは、この記事を参照してください。

# apt-get install netselect

で、netselectをインストール。
その後、netselectで一番近くのミラーサイトを探す。
一番右端の[xx]の数字が小さいほど良いみたいです。

そうしたら、suでスーパーユーザーになって、

# apt-setup

で、先ほどnetselectで調べた直近のミラーサイトを指定。
その後、エディタで/etc/apt/sources.listを編集。
パッケージセクションに、"contrib non-free"を追加する。

大体こんな感じ。

#deb file:///cdrom/ sarge main

deb http://security.debian.org/ stable/updates main contrib non-free

deb http://ミラーサイト stable main contrib non-free
deb-src http://ミラーサイト stable main contrib non-free

ファイル編集が完了したら、

# apt-get update

が正常に完了することを確認。手書きで修正したら404が出たりするので注意。

日本語入力システム

スーパーユーザー以外で

# set-language-env

を実行し、全部Enter。rebootすると、Shift+Spaceで日本語が使えるようになります。*1
その後、

# apt-get install canna-shion

を実行。インストール後、lsdic -iを実行すると、辞書が追加されているのが確認できます。
その後、/etc/canna/default.cannaを編集。
元々のcanna辞書の後に、子音辞書を追記します。

だいたいこんな感じ。

     50 (use-dictionary
     51  "iroha"
     52  "fuzokugo"
     53  "hojomwd"
     54  "hojoswd"
     55  :bushu "bushu"
     56  :user  "user"
     57 ; :katakana "katakana"
     58 ; canna-shion
     59  "basho"
     60  "keisan"
     61  "pub"
     62  "scien"
     63  "sup"
     64 )

Sambaインストール

# tasksel

を実行し、新たに「ファイルサーバー」をチェック。後は適当に。
どうせ、SWAT使う予定だし。

カーネル再構築

まずはunameを実行。
その後、必要なカーネルソースをDL。*2

# uname -r -m
2.6.8-2-386 i686
# apt-get install kernel-source-2.6.8

DLしたソースコードは、/usr/srcに置かれるので、展開します。

cd /usr/src
# tar -jxvf kernel-source-2.6.8.tar.bz2
# ln -s kernel-source-2.6.8 linux
# cd linux

ここからは基本的には以下のような流れになります(多分)

  1. make mrproper(必要なら)
  2. make oldconfig(必要なら)
  3. make (config | menuconfig | xconfig | gconfig)
  4. make dep
  5. make clean
  6. make bzImage
  7. cp カーネルイメージ /boot/vmlinuz-2.6.8
  8. /etc/lilo.confか、/boot/grub/menu.lstの編集?

ただし、Debianの場合は、make-kpkgでdebパッケージを作り、それをdpkgでインストールするだけで、make dep~ブート設定までをほぼ自動で行う事ができるようです。

というわけで、以下のような感じ。

# apt-get install autoconf automake libncurses5-dev
# make menuconfig
# make-kpkg --revision=custom.1.0 kernel-image
# dpkg -i ../kernel-image-2.6.8_custom.1.0_i386.deb

後は、必ずブートローダーの設定を確認した方が良いようです。

*1:jless tcsh-kanji xemacs21-mule-canna-wnnのインストールは?

*2:apt-get build-depaptitudeの方がいいか?要確認